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MIKE WORLD in
シベリア超特急
試験に出る晴郎 レヴォリューション
© MIKE MIZNO (MIZUNO HARUO) / A MIKE MIZNO FILM / 水野晴郎事務所

発掘!「ことだな」大辞典



順不同でお楽しみください(笑)。



【月】Moon
 シベ超シリーズには必ず、夜空に月が浮かぶシーンがどこかでカットインされる。しかしコアなファン以外はさほど気にしていない(ほかにもっと見るところがあるから)。

【棒読み】Monotonous speaking
 マイク水野の演技の最重要ファクター。棒読みあってこそ、他の俳優たちの演技が生き、かつ最後にはマイク自身が目立つのである。

【どんでん返し】Complete reversal
 シベ超シリーズになくてはならないもの。シベ超1のどんでん返しは「設定をすべてナシにする」というひどいものだったが、2以降は「ストーリーをひっくり返す趣向」という意味でのどんでん返しが形成されている。

【パクリ】imitation
 「アイデアをいただいちゃった」ということ。映画批評家である晴郎ならではのテクニックの一つ。

【M&T Pictures】
 水野晴郎事務所の映画製作集団としての別名。Mは当然「水野(またはマイク)」、Tは「(山下)奉文」のこと。アメリカのM&T銀行からアイデアをいただいている。

【スーパーシネマ方式】Super Cinema
 晴郎が開発した映像技術。要は回想シーンで映像の縦横比率を切り替えるだけ。

【マルチスコープ】Multi-Scope
 画面を分割して、別の場所で同時進行している出来事を同時に見せること。シベ超1より使われているが、シベ超3で初めて明記された。

【MIKE COLOR】
 晴郎が確立した映像美学のことを指す。長回し、ロープシーンなど。

【山下奉文】Yamashita, Tomoyuki
 実在した陸軍大将。のちに「マレーの虎」とも呼ばれた人物。
 マイクは「落陽」という日活をそれこそ落陽させた映画に、山下将軍役で出演。風貌が似ていたからのキャスティングだったようだが、このときの経験がシベ超の下地となった。

【マイク水野,Mike Mizno】
 ご存じ、水野晴郎の監督名。アメリカで警察官活動にいそしんでいた頃のニックネームとのこと。ちなみに「MIZUNO」ではなく「MIZNO」とつづる。英語圏では日本語のように過剰な母音を嫌う傾向があるため、このようなつづりにしたものと想像される。

【お約束】Usual event
 佐伯のロープ投げ、「乾杯!…ウッ!」、お月様、など、シベ超にはなくてはならない要素がいろいろ存在する。もちろん、マイクの棒読みも。

【みうらじゅん】Miura, Jun
 関西弁を話す、グラサンで絵の下手な漫画家。というより、諸物をおとしめるふりをして実は愛情を注ぐ、サブカルの旗手として知名度が高い。「マイブーム」などの流行語も生んでいる。  
 「シベリア超特急」は、彼の手により不動の地位を手にした。「シベ超」という略称も、みうらの手によって生まれたものである。いくぶん蔑称めいたこの呼び方が、今はこのシリーズの勲章である。

【観客動員数】Audience mobilization
 シベ超には必要のない言葉。シベ超祭りの客席は、空気の通りが良い。
 ただし、舞台版「4」「00.7」ではあっという間にチケットが売り切れた。全国からディープなファンだけが濃縮され、シアターアプルに集った結果であろう。

【戦争反対】Oppose war
 シベ超のテーマの一つ。16歳で終戦を迎えたマイク。日本の敗戦で、それまでたたき込まれた価値観が一気に崩れ去ったときの衝撃は、筆舌尽くしがたいものだったであろう。
 戦争の中にあってわからなかったことが、終わってみてはじめて分かったはずだ。国に尽くす行為の無意味さ、その日本の貧しさ、そして勝利国アメリカが持つ途方もない富…。
 戦争という十字架を、これからの世代に背負わせたくない。マイクが命を賭して訴えかけるテーマは、シベ超シリーズの「笑い」というオブラートに包まれ最初は見えない。しかし、クライマックスのマイクの熱弁が、そのオブラートを徐々に溶かしていくのである。
 われわれシベ超世代は刀で人を刺す行為、銃撃・爆撃で人をあやめる行為と隣り合わせた経験がない。だからこそ、マイクは戦争というものの愚かさを、シベ超を通じてわれわれに伝えたいのである。

【ドクター中松】Dr. Nakamatsu
 マイクは3に出演させたことを後悔しているらしい。

【ロシア語】Russian, Русский язык
 使っている国の面積だけは広い、マイナーな言語。シベ超3で懐中時計に書かれている「ХАРУО」の文字。英語に直すとХ→H、Р→R、У→U。AとOはそのまま。とすると…。MIZUNOは「МИЗУНО」。

【長回し】Long take
 シベ超には必要ないようで、もっとも必要なもの。出演者がセリフ回しで多少詰まってもOKが出る。マイク自らが映ってしまってもOK(ヒッチコックのパクリらしい)。

【ロープアクション】Bon's rope action
 シベ超1にて初登場した、佐伯大尉の得意技。市川崑からアイデアをいただいたもの。疑念のある部屋の様子を探るため、佐伯大尉は走行中の列車の側面にロープを張り、決死の覚悟でつかまって部屋に侵入する。「ドアを蹴破ればいいじゃないですか」とはぼんちゃんの弁。
 シベ超2では竹田君演じる佐伯大尉が部屋を移動するためバルコニーにロープを張ったが、転落している。シベ超4では逃げるジミーを捕らえるため佐伯大尉がロープを投げた。高熱の中、見栄を切るぼんちゃんの男前といったら…。

【宇津井健】Utsui, Ken
 俳優。マイクと同い年だが、緩みきったボテ腹の晴郎と違い、老齢となった今でも日々肉体を鍛える、ストイックな俳優である。(マイクはマイクでストイックな部分を持っているが、それが体に現れないのはご愛敬)
 シベ超3で、新聞社、テレビ局、プロ野球球団を擁するメディア企業の会長・宮城伝蔵役を演じた。渡辺恒雄をイメージした役柄を見事にこなしている。
 シベ超3のラストシーン、「裸一貫で出直す」というセリフがあるが、ぼんちゃんによると「着ているコート(宇津井の自前)が一着30万円で裸一貫もないだろう」。

【DVD】
 シベ超マニアには必須アイテム。映画本編のほか、メイキング映像、キャスト紹介(マイクによる解説もあり)、予告編などが堪能できる。
 また、映像本編と同時に、マイク&ぼんちゃんの副音声解説も楽しめる。晴郎が撮影秘話や裏話、反省点をあますところなく語り、ぼんちゃんは師匠を目の前にして得意の毒舌でシベ超をとことんくさす。ヤバいコメントが飛び出し、マシンガンの音で消されることもある。
 晴郎もぼんちゃんも自らの演技は自画自賛するのだが、相手の演技は互いにけなし合っている。まさに「夫婦漫才」。古ダヌキと仔ダヌキのドラえもん対談はシベ超DVDならではの魅力である。

【拍子木】Hyoshigi, Japanese kabuki's percussion
 晴郎は歌舞伎への造詣が深く、シベ超でもそれは生かされている。1では冒頭シーンに、2では主要キャストの登場シーンに拍子木がうち鳴らされている。また2においては歌舞伎界から中村福助、尾上松也が起用されている。寺島しのぶも歌舞伎の家系。
 4の冒頭で晴郎自ら演じた「水野屋山下奉之助」(ぼんちゃん曰く「福助」)も歌舞伎の影響であろう。

【次回作予告】Announcement of next coming film
 シベ超シリーズはエンディングで次回作予告をすることが通例となっている。これは、原作のあった「007」シリーズ初期からアイデアをいただいたものである。

【超特急】Super-Express
 シベリア超特急の車内では次々と怪事件が起こる。その解決のため、あちこちの部屋に探りを入れたり、走る列車の上で格闘したり、外にロープを張ったり、走行中の列車の前で爆弾が爆発したり(よく考えればありえない)…しかし、よく考えれば、山下閣下ともあろうお方、事件解明のために運転を止めさせることぐらいできそうなのだが…。
 「揺れずとも 走るからこそ 『超特急』」。

【でけん】Deken, I can't
 映画の中で山下閣下は「ヒトラーは信用でけん」などと、「できん」を「でけん」と言う。高知出身の山下閣下が言う言葉ではない。もちろんこれは、晴郎が岡山出身のため。どうしても岡山弁の「でけん」が口をついて出てしまうそうだ。

【たかが映画ではないか】We're taking just a movie.
 3の列車シーンの冒頭で大浦みずきが食堂車内で踊る(にもかかわらずテーブルや人が消えてしまっている)場面の撮影で、一見不自然な演出をたしなめられた晴郎が反論の時に使った言葉。ヒッチコックからいただいた言葉だそうだが、堅苦しい写実よりも、ケレン味を大事にする晴郎の姿勢が見て取れる。
 ケレン味とは歌舞伎用語である。「たかが映画」という言葉は、ヒッチコックよりも、むしろ晴郎だからこそ言える言葉であると言えよう。

【ローリン、アクション】Rolling, Action!
 水野組の撮影時に使用される晴郎語。いわゆる「よーい、アクション」。ハリウッドからいただいたもの。



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